(社説)種苗法改正 農家の不安にも配慮を:朝日新聞デジタル

前国会から継続になっていた種苗法改正案が審議入りした。 近年、日本の研究機関が数十年かけて開発した高級ブドウやサクランボなどの種苗が海外に流出し、アジアなどで格安で販売される事例が相次いでいる。 平昌冬季五輪では、日本の品種をもとに開発したとされる韓国のイチゴをカーリング女子日本代表の選手が食べ、「びっくりするほどおいしい」と発言。優良品種の海外流出の深刻さが注目される契機となった。 人口減が進むなか、日本の農業の生産基盤を維持するための有力な選択肢として、政府は輸出を後押ししている。長い時間と資金をかけて開発した品種は知的財産であり、一刻も早く流出防止策をとることが求められている。 政府はこれまでも補助金を出して、開発者による海外での品種登録を支援してきた。だが、登録をしても、海外の権利侵害を見つけ出し、法的に争うことは容易ではない。 そこで、海外流出自体を防ごうとするのが今回の法案だ。

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vox_populi2020/11/14
種苗法改正に関する問題は、この社説に書かれていることだけなのか。米国の多国籍企業による種支配の問題はないのか。